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PCB廃棄物処理施設運転開始

臨海副都心の地先にある東京PCB廃棄物処理施設が10月23日、約7ヶ月ぶりに運転再開となりました。
昨年3月、同施設はPCBを施設外に流出させてしまい操業停止となりました。更に停止期間中の5月にも事故を発生させるという失態までさらし、江東区・江東区議会を激怒される事態にいたりました。


trance.jpg このPCB廃棄物処理施設とは、文字通りPCBを無害化するための処理施設です。昭和40年代、PCBはカネミ油証事件などで公害問題となり、昭和49年にはその製造・輸入とも禁止となりました。しかし大量のPCBが既に使用されていたのです。私たちの身近な使用例は電柱の高圧トランスです。(右写真丸中)
長らく処理施設の立地すら目処が立ちませんでしたが、国が直接処理に乗り出すことになりました。日本環境安全事業㈱(JESCO)という環境省直属(社長は環境省の天下り)の企業が江東区、北九州市、愛知県豊田市、大阪市及び北海道室蘭市の全国5箇所で処理をする運びとなりました。
江東区では東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県のPCBが処理されています。
江東区にとってPCB処理施設は歓迎されざるお客です。しかしながら国全体の環境問題を考え、やむを得ず施設を受け入れました。
その施設で事故が短期間に二回も起きたのですから、区・議会ともに激怒したのです。
事故を引き起こしてから、JESCOは平謝りに謝り、事故再発防止策を打ち出しましたが、江東区議会としては安易に操業再開を認める訳にいきません。私だけでも再開に至るまでに2回現地調査し、多い議員では6回以上も現地に立ち入っています。
しかし何時までもPCB処理を先延ばししても問題は解決しません。①再開当初は処理能力の3分の1とし、段階的に増加させる②施設稼働状況等に係る安全管理の状況を1ケ月に1回、東京都及び江東区に報告する③設備のトラブルや地震・火災等を想定した緊急時訓練を2ヶ月に1回実施し、その結果を東京都及び江東区に報告する、といった条件を付けて再開を認めました。
安全に運転が再開されているかどうか完全装備で現地視察 12月1日、港湾臨海部対策特別委員会が現地視察。私も委員として、危険地域に指定されている地域まで立ち入りました。視察の終わりに佐藤利三委員長から「今度事故を起こしたら江東区から出ていってもらう」という厳しい指摘がありました。しかしその位の覚悟で処理に望んで貰わなければ困ります。