トップページ » カルシウム通信 » 平成18年 » 秋号 » ホームレス 自立へ一歩
「何とかして!」との多くの声を頂いたのがホームレス問題。正式には「路上生活者」ですが、亀戸と大島の境を貫く竪川河川敷公園をいつしか大勢が占拠するようになったのです。
ビニールシートづくりの青いテントが、公園内にズラリと林立。空き缶はビニール袋に山と積まれ、空き缶を潰す音は公園内に鳴り響いています。この空き缶も、資源ゴミ回収ボックスから抜き去られた区民の財産です。これではとても気軽にお散歩という訳にはいかず、若い女性などは近づけない雰囲気すら漂っています。
平成12年から都と区が一体となり、ホームレスの自立支援を実施し始めました。仮宿と食事を提供し、生活相談や指導などを行う緊急一時保護センターの設置など対策が進み、新宿駅地下歩道、隅田川河川敷を占拠していたホームレスが自立していくようになりました。
しかし成果が挙がる一方従来の地域から竪川河川敷公園に流れてくるようになったのです。
今年2月の東京都の調査によりますと、23区全体の人数は、3,773名(昨年度比マイナス846名)、江東区は、174名(昨年度比マイナス12名)、うち竪川河川敷公園は92名です。
全体としては改善しているのに、竪川河川敷公園はどうなっているのか。私は決算委員会でこの問題を取上げ、解決を強く訴えました。
区は現地事務所を設置し、自立に向けた取り組みを実施中です。今年度は、亀島橋から緑道公園までのテント51張り、来年度は緑道公園から中川までの約50張りが対象です。
地道な指導の甲斐あって、第1、第2グループの19張りが10月末までの退去に同意、追って第3、第4と順次退去する見通しです。
ホームレスの中には借金取りから逃亡中で、スーツを着て出社する会社員までいます。
ただ出ていけば良いというのではなく、自立支援に向け、努力して参ります。